「肩が上がりにくくても着やすい洋服」の選び方を解説!
2023.1.24
高齢で腕が上がらず、着替えに困っている方へ。
「肩が上がりにくくても着やすい洋服」の選び方を解説!
年を重ねるにつれ、病気や疾患、筋力の衰えによる慢性的な肩の痛みを感じる方も多くいることでしょう。
今回のブログでは、毎日の着替えを楽にする「肩が上がりにくくても着やすい洋服」選びのポイントを説明します。
ポイントは「アームホール」と「身幅」
肩が上がりにくい方の着替えは、腕・肩の無理な動きをしないことや背中に窮屈感を与えないことが重要。
肩が上がりにくいと、袖を通す時に曲げた肘が下がります。そのため、下がった肘の分だけ袖口のゆとりが必要になってくるのです。
アームホール(袖口)が大きい洋服であれば、腕が引っかからずスムーズに着脱できます。
●斜めボタンホールまえむきカーディガン


着替えている時は、肘や肩と連動して背中も動いています。
特に高齢になると背中の広がりや狭まりといった動きに加え、背中が曲がってくる場合も。
背中に窮屈感や圧迫感を感じるため、あえて大きいサイズを選ぶ方も多いのではないでしょうか。
大きいサイズの洋服は便利ですが、長袖などの場合は袖が余ったりするため、逆に着づらくなる可能性も考えられます。
単にサイズを大きくするのではなく、高齢者の体型に合う洋服選びが大切です。
背中にゆとりがあるものや身幅ゆったり設計の服であれば、全体のシルエットを綺麗に保ちながら簡単に着脱でき、窮屈感を緩和できます。
●ワンタッチテープポロカーディ


かぶりよりも「前開き」タイプを選ぶ
前が全開になる洋服は着替える時も身動きがとりやすく、肩が上がりにくい高齢者におすすめの上衣です。
ボタン留めの動作がしづらかったり手指の力が弱い方は、ボタンの代わりに簡単に留め外しできる
ワンタッチテープやスナップボタン、ファスナー仕様の留め具を選ぶとより簡単に脱ぎ着ができます。
●前開きあったかTシャツ

